請願書「明和町の資源を活かした交流人口の拡大について」(官民連携による周遊観光の取り組み)

請 願 書

 

平成27117

 

 

件名 : 明和町の資源を活かした交流人口の拡大について

 

(官民連携による周遊観光の取組み)

 

 

 

要旨 : 明和町の観光PRの一環として、町内の資源を発掘し、自転車や徒歩で巡る周遊

 

コースの設定や観光マップの作成、交流イベントの開催企画等を検討しています。

 

これらの活動を進めるには、町や関係諸団体との連携が不可欠であるため、町担

 

当課や関係諸団体や住民を集めた検討準備会の設立をお願いします。

 

また、これまでに町が発行した各種マップ等を活用し、充実させた明和町を紹介

 

PRするパンフレットの製作の協力を求めます。

 

 

 

理由 :①東武川俣駅の橋上駅舎開業を契機に、多くの来訪者に町を訪れていただきたい。

 

②事前に実施した資源探索を通じて、さまざまな新たな発見があり郷土への愛着が

 

高まりました。この感動を多くの町民へ拡げていきたい。

 

③単独の団体での活動では大きな成果は困難です。関係諸団体や町民との協働を希

 

望しますが、任意団体からの呼び掛けでは人を集めることが困難です。そこで、

 

町が仲介役となって公的組織とすることが有効です。

 

④他都市の事例として、特別な観光資源を有しない町村でウォーキングイベント等

 

を毎年開催し、多くの参加者を集め、知名度の向上や地域特産物販売、商店等へ

 

の経済効果もみられます。

 

 

 

 

請願者  未来の明和町を考える会 代表

 

(住所)明和町新里

 

(氏名)磯 光夫

 

 

氏 名

住 所

1

蓮見 和之

明和町大佐貫

2

栗原 正治

館林市堀工町

3

栗原 孝夫

明和町南大島

4

小宅 誠

明和町新里

5

徳永 栄助

明和町新里

6

鈴木 開一

明和町新里

7

高柳 乃彦

埼玉県越谷市

 

(添付資料―1)

 

 

 

 

企 画 書

 

 

【企画趣意】

 

明和町の交流人口を増やすとともに、多くの住民にまちづくり活動の輪を広げたい。

 

 

 

【背  景】

 

・東武川俣駅橋上駅舎の開業や凸版印刷の社員寮建設など、駅利用者へ明和町の魅力を情報発信していくよい機会である。

 

・「未来の明和町を考える会」では、町内の昔話の舞台などの資源発掘のサイクリングイベントを開催した。これまで知らなかった発見がたくさんあり、参加者からは感動の声もあった。このような取組みは郷土への愛着を醸成するうえでも重要である。

 

・明和町ではこれまでに素晴らしい観光マップ等を製作、発行しているが、増刷されていないため、入手困難であり存在すら知られていないものもある。この魅力的なストックを有効活用したい。

 

 

 

【具体的な取組み】

 

1)周遊観光コースの設定と観光マップ・パンレットの更新

 

・既往の観光マップ情報を網羅して、更新版小冊子(パンフレット)をつくりたい。

 

・著名・一般的な情報だけでなく、新たに発見した歴史文化資源や四季の魅力、景観ポイントなども盛り込み、来場者だけでなく町民にとっても興味が湧くものとしたい。

 

・「未来の明和町を考える会」の意見を参考に町の担当課の製作協力を仰ぎたい。

 

・印刷については、凸版印刷(株)さんのご協力をいただけないか。(町内企業の広告入りとして印刷費に補填)

 

・できれば川俣駅開業時に配布したい。

 

・冊子は、インターネットでも公開したい。(町HPPCクラブHPなど)

 

 

 

2)町民参加を促す資源発掘調査

 

・高齢者や学校等、町の資源発掘に興味をもつ人たちの参加を促し資源調査を行う。

 

・たとえば、水塚の分布とか、町内に散在する石碑の解読、千人同心街道の調査などが考えられる。

 

・まずは教育委員会と、これまでの調査、研究状況等を話題交換する。

 

・歴史のほか、橋や風景、町に縁のある有名人などいろいろなコンテンツを発掘したい。

 

 

 

3)ガイドパネルや案内誘導サイン設置の検討

 

・資源は発掘した後、紹介していかないとならない。現地に資源を紹介する看板や誘導案内板等を設置する。

 

・マップと連動して、今後計画的に整備を進めていく。

 

・すぐにはできないと思うが、町で予算化してはどうか。

 

 

 

4)ポタリング(自転車散歩)・ウォーキングイベント開催

 

・春または秋期に町内外に呼びかけ、ポタリング・ウォーキングイベントを開催する。

 

・高齢者の健康増進にもなり各地で人気を博している。地域の人と町外の人の交流にもつながる。

 

・商工会やNPO、梨人、やろう会、成城大などの関係者の共同開催として、協賛に役場、企業に参画していただけるとよい。初期は小規模なものから始める。

 

・参加者には、古代米おにぎり、きゅうり、梨ゼリーなど明和町や周辺の地場産品でおもてなし。(主婦に郷土料理の協力をしていただく)

 

 

 

5)新たな魅力の創出

 

・若い世代は、昔話や歴史文化だけでは魅力を感じないため、花や美味しいもの、おもしろいものなどの新たな魅力を創り出したい。

 

・実現しやすいことから着手する。まずは、休耕田や畔に花を育てる。(スミレ、コスモスのほか、菜の花、シバザクラ、ひまわり、そばの花、ヒガンバナなど)

 

・美味しいものの開発。梨のほか、古代米ラーメン、古代米の米粉パンなど。地元の商店や館林商工などとの連携も有効。

 

・近隣市町との連携や、企業(食品加工)・板倉東洋大との共同研究も考えられる。

 

 

 

6)準備会の設立

 

・上記のことについて、具体的に運営、実施していくための運営準備会を設立する。

 

 

 

・どのような魅力的な明和町になるか?

・話題性(町の知名度向上)

・まちづくり活動の取組みの一環として、地方創生につながる。

・町民の郷土への愛着、歴史文化の継承

・高齢者などの社会活動参加機会

 

・明和町に何人の方が訪れるか?

(他事例)宮城県七ヶ宿町 ウォーキングイベント「わらじで歩こう七ヶ宿」

鉄道もなく交通アクセス性の不便な地域で特別な観光資源もない。

初期は極小規模なイベントであったが、今年で30回目を数える。

500~600人が参加。参加費4千円であり、200万円の収入。

併せて、飲食店やガソリンスタンド、コンビニなどにも経済効果。